HOME > SPECIAL TOPICS「第14回「口臭は“口害”です!」
口臭の大部分は口の中に原因があり、その多くは舌苔と歯周病です。
また、食事の後ににおう、ニンニク臭、ネギ臭、喫煙、
飲酒後のアルコール臭などの呼気臭、まれに全身疾患の兆候として現れる呼気経由の口臭もあります。
口臭は自己識別が難しいこともあって、気にする人が多い一方で、強いにおいを無自覚な人も多いという社会的な健康問題となっています。
気付かないうちに “鼻つまみ者” 扱いされていませんか?
舌の表面に、白や淡黄色の苔のようなものがついていることがあります。これを舌苔(ぜったい)といいます。細菌の死骸や新陳代謝で脱落した粘膜上皮の細胞、白血球などのタンパク成分で、これが口の中の細菌によって分解されると口臭の原因になるガス(揮発性硫黄化合物物質)を発生します。
多量の舌苔の付着は口臭発生の大きな原因となります。
歯周病になってしまうと、歯肉の組織が破壊されて、白血球が出てきたり出血します。このような破壊された組織や白血球、死滅した細菌などのタンパク質がにおい物質を発生させるもとになります。これらのタンパク質が分解されると、口臭の原因となるガスが発生します。
軽度の歯肉炎では口臭はほとんどみられませんが、重症の歯周病では口臭が強く発生します。
- 自分の口臭が気になる
- 口臭があると言われた事がある
- 口で息をすることが多い
- 焼き肉や、キムチなど臭い強い食べ物をよく食べる
- 胃がもたれたり、シクシクしたりする
- 朝ご飯を抜くことが多い、食べない
- 虫歯がある
- 歯磨きは面倒で、時々磨かないこともある
- 体調がすぐれない
- イライラしたり、ストレスを感じている
- 内科で治療中である
- 歯を磨いていて、歯ぐきから出血する
- 歯ぐきが腫れている
- 晩酌は欠かさない
- 喫煙する
- 口の中がネバネバした感じがする
- 口内炎になりやすい
- 義歯(入れ歯)をしている
- 歯科治療中である
- 歯科医院(治療、定期検診など)にしばらく行っていない
0~5点 |
気にする程度ではありません。 |
6~15点(イエローカード) |
口臭があります。セルフケアで改善しましょう。 |
16点以上 (レッドカード) |
他人が気付く口臭がある可能性が。 |
口臭は、毎日のケアを徹底することで予防、改善することができます。
毎日のセルフケアを頑張ってもやっぱり口臭が気になる!という方には、プロによる歯のクリーニングがおすすめです。みがき残し汚れや口臭の原因菌を取り除き、スッキリきれいにしてくれます。
